植物の植生、種類、大きさ、置き場所等によって、水の与え方は随分違います。
もともと植物がどういう所で生まれたか、育っていたかを知る事が大事です。

生息地は?

植物は、水が好きなものから、嫌いなものまでいろいろとあります。
そこで水生植物を大別にして5段階に分けました。


@表土が乾く前に水を与える シダ類、苔類
A表土が乾き始めたら与える 草花、宿根草、球根等
B表土が乾いてきたら  観葉植物、草花、自生蘭
C表土が白っぽくなり始めたら与える 着生蘭、多肉植物
D表土が乾いたら与える サボテン

ポイント
植物を買ってきたら、本を見るか人に聞いてその特徴を知り、1日に数回観察をしながら、水がほしくなるのを待って与える。
その周期で水かけを行い、夏は早めに、冬は天気が言い日の午前中に与える。

上手な水のかけかた

植物によって、水の欲しがり方は違いがあります。
昔から「水かけ三年」といって、ある程度成育するようになるには、植物の特徴や、生育環境など、いろいろ覚えるのに大変苦労します。
私も30年近く水かけをしていますが、今でも失敗の連続です。
昨日かけておけば!、朝かけておけば!
今日はかけなくてもよかったのに・・・とか、毎日迷ってばかりなんです。
1回の水かけ量は

鉢物は、鉢底よりポトポトと出てくるくらい与えます。
水かけの間隔は

植物によって違いますが、平均的に鉢の表土を指で触って、湿り気を感じなくなった時が与え時です。
乾き過ぎたときは時間を少しずらして、その日に2回連続して与えたりして、いつもの水掛け間隔よりも早めに2回目を与えます。
季節によっての間隔は

一般的に、夏は、回数が増えます。反対に冬は、間隔が遅くなります。
しかし、特に外に置いた場合は、風があったり、晴れた日の場合は、よく乾きますので注意が必要です。
長期の外出の時は

受け皿にたっぷり水をためたり、ペットボトルや給水器等を使って、水が切れないように工夫して下さい。
種類の異なる植物の水かけは

水かけ間隔を、今日は与えたり、与えなかったりで加減をして潅水します。
植物に応じて、用土を変えて一応の潅水をします。
また、双方ともに組み合わせて潅水します。
上手な器具の選びかた

趣味の園芸と言われた時代には、とてもこった潅水器具がありました。
水の性質に合わせて銅や黄銅のジョロがあったり、優しくふわっと潅水できるように、たくさん細かい穴が空いたジョロ先があったりで、植物の生育時期に合わせて、器具を変えたりしていたようです。
自分や植物に相性のいいものを選んでください。
いろんな水質
ただの水道水や、雨水・井戸水の利用や最近では、強酸性・強アルカり水・還元水・イオン・オゾン水などいろんな水質の水がありますので試して下さい。

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