|
少し大きめの鉢とはどのくらいの
植木鉢だろうか?
左の白い陶器鉢なのか、茶色の
素焼き鉢(テラコッタ)なのか迷ってしまう。
大きいほうがなんとなく安心ですが、
実は、根は急に広いところに出されても、
やたらと伸びるだけで、意味がなく、
またすぐに植え替えをしなくてはいけません。
でもなぜかみなさん、大きいものに
植替えをしたがります(笑)
私たちプロから見て、いつも疑問に
思ってたことです。 |
|
といっても・・・どちらの大きさも正解と思います。
今回は、あえて皆さんが選びそうもない、
右の素焼き鉢の大きさで植え替えしてみます。
(めちゃくちゃ大きくなってる
鉢というわけではありません。) |
|
左の画面では、下のゴロ石を
どのくらい入れたらいいのか
深さを確認しています。
約1〜2cm位ゴロ石が敷けそうですから、
そのことを頭に入れておいて。
鉢底ネットを丁度いい大きさに切ります。 |
|
|
|
ネットを、鉢底に敷いたら、
先ほど頭に入れておいた厚さだけ、
ゴロ石を詰めます。 |
|
ここでは、1〜2cm位敷きました。 |
|
念には念を入れて、植木鉢ごと入れてみて、
もう1度植え替えができるかどうか
確認しています。
(注意!!) このとき、植木鉢の一番上の
土の部分の高さは、植木鉢全体の
10%〜15%の高さは残るように図ります。
(新しい植木鉢の高さより、少し低めに、
元の植木鉢の高い部分ればOKです。) |
|
ウォータースペースといって、
上のあいた部分に水が溜まれば、
この植木鉢全体に水がかかる量の
ことを言います。
次に、前の植木鉢を抜いてしまいます。
植木鉢が抜けないときは、鉢の上部を
拳固でたたきます。 |
|
こんな風に抜けたら、何も根元をいじらずに、
そのまま植え込んで、周りに移植ゴテで
新しい用土を入れていきます。 |
|
少し小山盛りになるくらいです。 |
|
回りに入った用土を、新しい用土部分だけを、
前の鉢の用土の硬さと同じような硬さに
なるまで、両手の人差し指と中指くらいで、
鎮圧して、用土全体を抑えます。
(前の植木鉢の用土を押さえないように
注意してください。)
鎮圧できたら、両手で、植木鉢全体を
抱えて、「トントン」と20cmの
高さに抱えて、「トントン」と土を締めます。 |
|
極端に言えば、植え込んですぐ
さかさまにしても落ちてこないくらい
に締めます。・・・・といっても、
逆さまにしないでね! |
|
このジョロはちょっと小さいかも
しれませんが、植木鉢全体に満遍なく
かかるように水をかけます。
右のように、必ず鉢の底から水が
出てくるまでかけます。 |
|
これで、10日間くらいは用土の乾き方に
十分注意をして、
水掛管理してください。
植木鉢と用土が変わったので、
乾くスピードがまったく違います。
管理方法など気配りしてください。
注意!!
少し軽い入院をしたような扱いを
してあげると植物は喜びます。 |