本文へスキップ

名田植物園は、35年以上の歴史を誇る植物販売業者です。

電話でのお問い合わせは090-8831-0138

メールでのお問い合わせはこちら

トップ > 基礎を学ぶ > 挿し木

挿し木

挿木時期と温度


・挿し木は生育適温期が適しています時期を調べて挿し木をしましょう。
・ 生育適温より低い時に挿す場合は、ビニールシートや新聞紙・ホットカーペッ トなどを工夫して挿し木をしましょう。
・ 生育温度より高い時に挿す場合は、水分補給(葉面霧吹き散布)の回数を  多めにして植物体温を下げて管理しましょう。
・ 観葉植物等室内植物の挿し木は、5月〜9月位までが最適です。
・ 常緑植木・コニファーなどは、9月が最適です。
・ 落葉樹・果樹は、1月・2月の休眠期が着がりやすいです。
・花木類は、花が終了して1ヵ月以内の挿し木が適期です。

画像付きの説明はこちら。挿木の手順を説明しています。

湿度・蒸散作用

・ 挿木のときは、湿度は90%位と高い方がつがりやすいようです。
・ 湿度を高く上げれない場合は、葉面の蒸散作用を押さえると効果がありま  す、葉面積を少なくして蒸散を押さえましょう。
 (植物は、葉の裏面に気孔を沢山持っていますので、表面を油分のような
 物で皮膜を貼ったり、蒸散しにくいように霧吹き散布をします。
・他には、加湿器や噴霧器等を使って湿度を調節したりミスト室で管理しまし ょう。

水分

・土の水分は早めに管理し、水やり(霧吹き)のタイミングは、表土が乾かな いように行います。
・挿し木して直ぐは根が出ていません、散水は特に優しく柔らかい水を優しく 与え樹木が動かないように注意して与えて下さい。

挿木用土


・ 用土は新しい物を使い病原菌など注意して選んで下さい。
・ 植物が挿し難いような土は避けて、目が幾分小さく保水性の良いものに して下さい。
・ 用土の中に栄養分(肥料)があると根の出てくるのが遅くなったり、直ぐ  枯れてしまうことあります、培養土など肥料混合土は避けましょう。

挿木にむいている土の種類


・調整ピートモス・鹿沼土・ぼら石(小粒)・川砂・赤玉土(小粒)桐生砂・バ  ーミキュウライト・パーライト・ビーナスライト・フヨウライト・ネニサンソ・軽石 焼きもみがら等
・挿し木専用混合土などが初心者向きです。

挿木専用の混合土の配合例

調整ピートモス 30%
バーミキュライト 8%
鹿沼土 13%
ぼら石(小粒) 20%
赤玉土(小粒) 15%
ビーエスライト 8%
焼きもみがら 5%
マグアンプK1%→
この肥料は根酸によって溶け始めるので使っても良い。

等を水分を少し与えてよく混合し、植木鉢に優しく入れて水をかけてから挿木をします。

挿し木の注意
マグアンプKは肥料ですが、水に溶けにくく根から出てくる水分にとけやすいように、作ってありますので、発根初期の養分補給に適していますのでお勧めします。

発根促進ホルモンの利用
・植物は生産作業を始めると根を出す為にホルモンを作って発根を始めま す。葉で炭酸同化作用をし、発根を促すために茎を伝って降りまじめ茎 の基部に養分(発根促進ホルモン)がたまり、木質化(カルス)します。  その後にカルス部分から根が出ます。
 それを補う意味で発根促進ホルモンを直接塗布したり、給水させてその 作用を促します。
・市販物には、いろんなタイプがありますので植物にあった着がり難い場 合に使いましょう。

挿木方法

間葉茎挿し(大半の植物がこの方法です。)
 枝と枝のあいだの1節から2節を1本にし、1鉢に3本から4本を1組に して挿木をします。 
天葉茎挿し(初心者向きの挿し木法です。)
 天葉(頂葉)より3節から4節下の部分から切り、それを1鉢に5本〜6本 を1組にして挿木をします。
葉丙挿し(セントポーリア・ベコニア)
葉の付け根部分(葉丙)を1cm〜4cm位残して切2cm〜3cm位差し込んで挿し木します。
・リン片挿し(セダムや金の成る木等多肉植物等)
 葉の付け根部分(葉丙)を残してもぎ取り土の上に置いて切り口を乾燥 させて殖やします。
葉脈挿し(茎根系ベゴニア・レックスボゴニア・ペペロミア)
 一枚の葉を、葉脈を中心に数枚に剃刀のような物できり、基部を2cm 〜3cm位差し込んで挿し木します。
根茎挿し(コルジリネ・竹・笹・シノブやシダ類など)
 土の中の根に似た茎状の物を根茎と言いその部分を3cm〜4cm位  に切り土に半分埋め込むようにして置いて殖やします。
・ 特殊2回挿し(大輪菊・小菊等)
 挿木穂を取るための親株にするために年末に根元付近より大きな新  芽が出てきます。(冬至芽)
 それを一度挿木をしてこの穂を親株にしピンチ後に新芽の天葉を切っ  て挿木をします。

農薬を使わない病気・害虫の対策

・きれいな花には、虫が着いたり、病気にかかることがあります。
「薬はできるだけ使いたくないけど、何かよい方法はありませんか?」
という質問も多いです。農薬を使わない方法があるかと思いつつ今までに色々試したり、近くの無農薬で野菜作りをしている友人に尋ねて教えてもらったことを書いてみました。

・ 植物そのものを健康で丈夫に育てることが一番大切です。
そのために土作り・肥培管理・水管理・生育環境作り等をします。
今回のおすすめは、植物活性剤の投与で成育を健康に作ることを考えています。動植物を原料に使って酵素(原料を醗酵させるもの)やアミノ酸など有効な栄養など入っている物で原料も自然素材使用を選びましょう 。

自然素材を使った植物活性剤・忌避剤
・竹作酢
・木作酢
・にんにく原液、ニンニク粉末 
・蒸留酒(焼酎)
・漢方薬
・ビタナール
・メネデール 
・デカエース
・HB101
・強酸性水
・強アルカリ水 
・微生物(乳酸菌)
・酢
・砂糖
・ニーム
・ニラ
・マリーゴールド

農薬散布時の注意


・自然忌避剤や農薬を効果的に使うには虫や病原菌のメカニズムを知ることが大切です。
・虫は、4〜10日で卵から孵化して繁殖し病原菌は高温多湿で繁殖します。虫の繁殖は満月日付近に多く発生することから薬剤散布はこの近い日取りで4〜5日間隔で2回の散布が効果的です。
・ どうしても農薬を使用しなければいけない場合は、薄めかた(希釈倍率)を間違えないようにし、説明書に表記を良く読んで散布してください。また、高温時や風下を避けて服装やマスク等準備を必ずして散布して下さい。
・ 噴霧機など使った道具・器具は、直ちに水洗いを充分にしましょう。
・特に、農薬など薬剤等は子供の手が届かない所に保管して下さい。
・ 農薬散布後は、手・足・顔など露出部分は石鹸で良く水洗いをし、うがいや洗浄もしっかりして、その日の飲酒はできるだけ避けましょう。
・ 取扱説明書には、よく読んで注意を守って下さい。
・誤って農薬などが口に入ったときは、農薬名などを書き留めて近くの病院へ行き、医師の指示に従ってください。


ショップ情報

名田植物園

〒818-0011
福岡県筑紫野市阿志岐1108-3
TEL.090-8831-0138
FAX.092-928-5053
green.pit87@na-ta.net
→ショップ案内
アクセス