植え替えの時期
苗の本葉が3〜4枚になったら、そろそろ植え替えの時期です。
定植用土より少し細かい用土で、植え替えをします。

@用土作りは、植物に合わせて配合しましょう。
A根を余り傷めないようにして植えます。
B植えた後の管理に気をつけましょう。
C苗の植え込み高さに注意しましょう。
植えこみの高さ基準

(A)の高さが標準   (B)深植え    (C)高植え

(B)(C)は、いずれも合格すれすれの植え方です。
してはいけない植え方は、根が表面に飛び出したり、
子葉が土の中に隠れてしまってはいけません。

ワンポイント
・ 植え替え前の苗は、前日に水かけを十分にしておきます。
・ 種まき用土から苗をぬくときは優しくぬきましょう。

植え替えの手順

前日までに植え変え用苗は、たっぷり水をかけておく。

@ 鉢の底にネット入れ、用土を鉢のすりきれに入れてる。
A 鉢の中央に、指などで苗の大きさに合わせて穴を開け、
苗を丁度良い高さに合わせて植える。
B 根と用土を両手の四本の指で軽く押さえ、
植木鉢全体を持ち上げトントンと。

ワンポイント
植え替え後の土の高さは、容器全体の15%を
植木鉢の上部にあけるように注意します。
(ウォータースペースといいます。)下記に説明。

植え替え用土の作り方
植物の性質に合わせた配合を考え、排水性・保水性・保肥力に富だ配合をしましょう。
数多くの品種を扱うようになってから、作り上げた配合割合を紹介します。

ピートモス    33%    ビーエスライト     6%
鹿沼土      10%    バーミキュウライト  6%
ぼら石(細粒)  17%    焼きもみがら     9%
ぼら石(小粒)  6%     赤玉土(小粒)    12%
マグアンプK(肥料)1%

以上を平らにしながら順次積み重ね、平鍬やスコップで5〜6回、角から角まで丁寧に繰り返し混合していきます。

ワンポイント
・ 混ぜる前に少しの水分を(5%)与えておくと、植え替えがしやすい用土になります。
・ 繰り返し作っていくと、自分の手ごろな用土が作れようになりますので、数回挑戦してみてください。

植え替えしてみよう

@ 寄せ植えの場合は、できるだけ
  生育環境が同じような植物で寄せ植えをします。
A 用土はできるだけ、植物に合うように配合します。
B 根の部分は、長時間直接日光に当てないように気をつけてください。
C 用土は前植えてあったものと、今度植えるものが大きく違う場合は、
  植物についている土をほぐし、少し落として植えます。
D 植物(特に花苗)は、大きくなりますので
  植え付けの際は、ある程度間隔を開けてください。
E 植えた後の管理は少し気配りを!!
F 肥料は、根が動き始めてから、薄いものからやり始めます。




ポイント
植え替えた植物(前の用土のうえ)に、土をあまり乗せないで
同じ高さにしましょう。
手で鎮圧する時も、前の用土をあまり押さえないでネ!!

ウォータースペース
この部分をウォータースペースといいます。
植木鉢によっては、
内側に線が入っている物もあります。

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